駆け出しWEBエンジニアの成長記ブログ

営業職からジョブチェンジして自社開発企業でエンジニアとしてWEBアプリの開発をしています。ITリテラシーほぼゼロからエンジニアの世界に飛び込んだ私の奮闘記?です。

トップエンジニアから教わった『エンジニアの心構え』

私の所属するWEBアプリの開発チームでは現在、諸所の課題の解決のため外部からエンジニアを技術顧問として招いて様々なアドバイスをもらっています。

相談事項が一周したということで、私のようなチーム内の駆け出しのエンジニアたちが顧問からざっくばらんに話を聞く機会をいただけました。

東証一部上場企業のトップエンジニアの方で、ありがたい話をたくさん聞けたので、この場で共有しようと思います。

 

主に、『エンジニアのキャリア』と『意識すべきこと・心構え』についてお話しいただきました。いずれも新入社員の研修でお話しする内容にも通じるとのことで、今の私にぴったりのタイミングだったように感じます。

 

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1. とにかく何かをアウトプットし続けること

ポイント

  • 誰かに褒めてもらえることが、エンジニアにとって何よりも モチベーションになる。
  • 業務での成果物は外に出せない。つまり自身のステータスになりづらい。
  • 情報をオープンにすることが業界への窓口になって、コネクションが生まれる。

 媒体はGithubでもブログでも何でもいい。発信するものは作ったものでも勉強したことでもなんでもいい。とにかく若いうちから情報発信することを習慣にしておくことが大切。意外とやっている人は少ない。

 自分の成果物が、知らない誰かからLGTMされることが何よりもモチベーションになって、自己研鑽のモチベーションになるし、自分がこれまでやってきたことを明示できるので明確なステータスになる。界隈で有名になれれば講演などのオファーやスカウトだって来る。

 

2. どこでも戦える分野を1つ磨き続けることと、様々な分野に挑戦すること

ポイント

  • どんな問題が出ても『自分にはこれがあるから大丈夫 』と言い切れるような分野を一つ持つこと。
  • そのうえで、いろいろな分野で様々な経験を積めるように努力すること。
  • 時代の潮流に乗っている分野と、実際に現場で求められている分野を見極めること。

 コーディングでもOSでもインフラでもなんでもいいから、『これだけは誰にも負けない』と言える分野を持っておくこと。『なんでもそこそこできる人』には誰も仕事を頼まない。

 ただし、一つの分野を極めることと、一つの分野に固執することは違う。様々なサービスに携わって、たくさんの技術に触れて経験を積んでいくことが成長を加速させるし、自信の市場価値を高める。

 ただ、世間のマクロな流れだけ見ていると需要のある分野を誤認しやすい。今流行りのAIを必要としているのはほんの一部の大企業であって、ほとんどの中小企業ではまだまだVBAが求められる。様々な経験を積んでおけば役に立つ場面が必ず訪れる。

 

 3. 中長期の開発計画は要らない。3日後に出せる進捗を積み重ねる

  • アジャイル開発の進め方は、中長期を見越したガントチャートに則ったものではなく、とにかくすぐ出せる進捗をひたすら積み重ねるのが主流。
  • やる前から課題を挙げない。とにかくやってみること。

 日本のプロジェクトの進め方では、最初のMTGで往々にして『こういう問題があるから難しい』として企画をつぶす方向性に進んでしまうことが多い。

 まずはやってみて、まずいことがあったら戻る。3日ごとに進捗を出して積み重ねていくことが大事。結局はその方が手戻りは少なくなるもの。

 

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  約1年間エンジニアとして働いてきて、なんとなくもやもやしていたことをぶつけさせていただいたのですが、考え方であったり心構えであったり、とてもためになるお話をいただけました。自分のなかで何か吹っ切れた気がします。